(株)スペースシャワーネットワーク 執行役員 音楽事業本部長
メコン・クリェィティブサポート代表
清水 英明 5組(東京)
ずっと「これだけが本当の自分じゃないよな」「何かに気遣い怖れ自分を抑えたままでいいのか」などの思いを抱きながらも、周囲にあわせることを脱し一歩飛び出す行動力がないまま日常の生活に流されてきた自分があった。
大学卒業後、総合商社でアジア地域を始め主に海外のビジネスに従事してきた私は、入社10年目で、中国に次いで2度目の海外駐在として東南アジアのタイに赴任する。タイを含む東南アジア大陸部に浸っていくなかで、多様で色鮮やかな社会や文化、人々の暮らしに深い関心を持っていた自分を強く意識し、自分の価値観、こだわりとかスタイルを大切にしてみたいとの思いが止められなくなっていった。
こうして30代後半に、15年近く勤めた商社を海外赴任先のタイで退社。自分の信条・スタイルを確立すると共に、見つけたライフワークを追求していく新たな生き方を選び直した。
とはいっても、約4年前に日本に帰国し、相変わらず戸惑いや不快を感じることが少なくない日本の社会の中で、自分の居場所を見失いがちにもなり自分の確信も時折多少揺らぐなど、いまだ厳しさも感じてはいる。
このように40代半ばになっても諸事に思い悩みあがき続けている私であるが、東南アジア大陸部での仕事・生活を通じて見つめ直した人生・社会・仕事への考えを中心に、高校時代を振り返って思うことや、現在「価値統合・編集」者を目指している自分の活動・仕事について、若い人たちの前で是非語ってみたい。
「ようこそ先輩」授業を終えて
5組 清水 英明
このプログラムの話を聞いた時、自分が見聞きし思い悩み感じ考えてきたことを、思いのまま母校の後輩に語ってみたいという気持ちが強く、自ら手を挙げた。
しかしながら、今の仕事の紹介ということでなく、高校時代を含め自分の半生を振りかえって大きな転機を中心に生き様の有り様を語ろうと欲張ってしまったために、焦点がぼやけ、何か少しでも伝えることができたのかと反省。
準備不足もあったかという気もするが、いつもネットワーク活動などを通じ若い人たちを含め話をする機会が少なくないのだが、どのような子たちがどのような意識をもって参加しているのかわからないで話をするのは難しいとあらためて感じた。
自分の高校時代の事も話の中にとりこんではみたものの、自分が大人になって高校時代のことを振りかえって再認識しているので、果たして高校時代の時に同時代的にどこまで意識を持っていたのかもよく考えてみるとあいまいで、この点でも今の高校生に伝わりやすいテーマだったのか、話の進め方にもっと工夫ができなかったのか反省ばかり。
でもこのプログラムで拙いながらも自分の本音を語ろうとできたことは満足です。
ようこそ先輩
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