NECシステムテクノロジー(株)
金剛 直彦 9組(大阪)
コンピュータシステムと聞いて何を想像しますか?
身近なもので言えばパソコンですね。インターネットに電子メール、少し経験した人ならワープロ、表計算などパソコンのことなら多少は知っていることでしょう。でも、世の中にコンピュータが欠かせないものになった今、コンピュータシステムで何ができるのか、どのように利用されているのか、またそれを構築する仕事(システムエンジニア)はどのようなものか、興味ありませんか?
コンピュータにはパソコンからスーパーコンピュータまで大小多くの種類がありますが、その共通する得意技は大量のデータを高速で読み書きして、高速で演算するところにあります。大型であればパソコン1万台分以上のデータを記憶し、1秒間に1000万回以上の計算をすることができます。
このコンピュータにはプログラムを組み込むことで、その得意技を活かし、人がするよりより正確かつ高速に仕事ができるようになります。プログラムの作成は、多くは以下の手順で作成されます。
要件整理(何をさせるか)→設計(どう作るか)→製造(作成)→テスト(動作確認)→運用(操作、利用)
このような手順を経てプログラムを設計製造するのがシステムエンジニアの仕事です。コンピュータというと機械に向かって硬い仕事のイメージがありますが、要件整理から設計までは如何に人からニーズを聞きだしコンピュータでどう実現するかが重要ですので、この時は会話に会話の打ち合わせを重ねます。
こうして出来上がったプログラムが運用に入り、設計通り動作した時、この仕事のおもしろさ、満足感を味わえます。
では、3つの具体的事例でコンピュータシステムがどのようなところで活躍しているか見てください。驚きますよ、コンピュータシステムってすごいのですから!
<事例1:救急指令音声応答システム>
119番で消防救急に電話があった場合、その発信番号から電話発信地図を即時に表示したり、音声入力で該当住所地図を表示するものです。いかに即時に地図表示し目的地検索するかが要求事項です。
<事例2:住民票自動発行システム>
従来は市役所の窓口で交付依頼していたものを、IDカードにより自動交付機から交付するものです。 交付の手続きを短縮自動化し、無人時間帯でも交付できるようサービス向上が要求事項です。
<事例3:ICカード自動改札システム>
繰り返し読み書きができるICカードを利用して、自動改札機に接触するだけで利用額を即時に清算するものです。改札券売機の混雑緩和、カード再利用が要求事項です。
「ようこそ先輩」の講師をさせていただいて
9組 金剛 直彦
「こんにちわ」の挨拶に元気よく「こんにちわ」の応答、まずはホットしたのが実感です。実は以前に高校生向けに2度程同じような内容で話した事はあるものの、やはり、これだけ世代が違うと反応が予想しにくく、特に最初が不安でしたので、スタートよく話しに入れたと思います。
さて、今回の目的は、コンピュータシステムのすごさ(大容量、高速計算、正確計算判断)でしたので、それを中心に事例を交えて話しまた。生徒は真剣に食い入る目で聞いてもらえたし、救急消防の事例では特に、話に興味がある顔をしていたように思います。また、システムエンジニアという職業も今回知ってもらいたかったので、その部分も人との会話職ということで話ました。
コンピュータシステムはますます必要不可欠になることは間違いありません。また、学生の何人かはそのような職業に将来つくと思います。今回の話が学生にとって少しでも、参考になればと思います。
学生の皆さん、コンピュータシステム理解して、皆で可愛がってください。今日はありがとう!
ようこそ先輩
概要 | 藤高から | 担当者から 笠原氏 ・ 西村氏| PHOTOS of 当日説明会
講師リスト:1組 2組 3組 4組 5組 6組 7組 8組 9組 10組 11組