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ようこそ先輩/H16.05.21 藤高

「花長風月」からの脱却

中学校教員
小倉 浩一郎 1組(福井)

 誤字ではありません。「花」の企業、「長」期休暇がとれて、社「風」がよくて「月」給がよい、これが今の若者の就職意識だそうです。

 高校生にも同じようなことが起こっている気がします。「藤島高校」というネームバリューに単に憧れ、そこへ進めば将来は約束されると勘違いして入学した生徒はいませんか。残念ながら、憧れを抱いて入社したものの、実は新卒の五十%が3年以内に転職を希望しているのです。そのまた半分、つまり、全体の約二十五%は完全に三年以内にドロップアウトするという状況になっているのが現実です。次々に転職を繰り返し、その後はフリーター宣言をするというのが今の人たちだそうです。


 現実的には、花の企業に入っても思ったほど夢の企業でもなく、結構残業は多いし、大変な仕事をやらされるしと、ただブランドに憧れただけでは耐えられないのです。

 高校も同じです。入ってみたものの決して楽しいところではないじゃないかと思うようになります。最大の共通項は目的意識の欠落にあります。目的意識が欠如しているために、どこへ行っても意欲がわかない。これが最大の原因です。

 第十四期の中教審で、「新しい教育への提言」という中で、優等生の抱える問題についてこういうふうに書かれています。受験優等生に多いのは、「成績優秀で頭はよいが協調性に乏しく、自己主張はするものの責任感や忍耐生に欠け、既成の観念で物事を処理して、自ら現実にぶつかって解決を図ろうとしないタイプ」です。社会、とりわけ企業が最も要らないタイプなのです。

 学歴や終身雇用、年功序列型といった言葉が風化してきている時代に生き抜く人間になるため、どこにでもいる優等生でなく、それこそオンリーワンを考えた人生設計をする必要がある時代です。

 では、どうすればよいか。ひとつの提言をしたいと思います。

「ようこそ先輩」を終えて

1組 小倉 浩一郎

 教室に一番乗りし、入室時の生徒の様子を覗いました。スカートの短かさには驚きましたが、生徒指導歴の長い自分としては、見慣れた光景でしたので、逆に落ち着くことができました。

 話を聞く生徒の姿勢は服装と違い、真剣そのものでした。話の内容は「自律と自立」。いつも青少年を見て最も足りない部分と思っていることを、自分の生い立ちを交えながら話を進めました。優秀な生徒さんには縁の遠い、非行少年の話にも好奇心からかしっかり聞いてくれました。

 終わって、もう少し系統だったお話をすればよかったと反省していますが、生徒さんの評価を素直に受け入れようと思っています。

 このような機会をいただき、色々お世話になった仲間に感謝しております。

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